手帳

#仕事・働き方

【設問の概要】

シニア層の何割が「手帳」を使っている?
手帳を使用する頻度はどれくらい?
手帳を選択する基準として最も多い回答とは?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-10

【回答者数】

367

【総評】

■6割強の人が手帳を「使っている」と回答した。
■使っている手帳のタイプについて、8割強の人が「紙の手帳」と回答した。
■手帳の選択基準について、最も多い回答は「機能性」だった。
■手帳を使用する頻度について、4割強の人が「毎日」と回答した。
■手帳の使い方について、1番多い回答は「自分のスケジュール管理」だった。
■合わせて7割強の人が、手帳を使うことで生活の品質が「非常に向上した」、「向上した」と回答した。
■手帳が役に立つと思うポイントの第1位は「人との約束を忘れない」だった。

シニア層における「手帳」についてのアンケート結果から、手帳の利用状況とその影響についての興味深いデータが明らかになりました。

まず、6割強のシニアが手帳を「使用している」という事実は、手帳が依然として重要なツールであることを示しています。特に注目すべきは、手帳を使用している人の8割強が「紙」の手帳を選んでいる点です。デジタルツールの普及が進んでいる現代においても、紙の手帳が根強い支持を受けていることは、シニア層が紙媒体の触感や書き心地を重視している可能性が高いことを示唆しています。

手帳の選択基準として最も多く挙げられたのは「機能性」です。シニア層が手帳に対して高い実用性を求めていることを意味しています。さらに、「デザインとレイアウト」、「価格」も重要な要素として挙げられており、機能性だけでなく、視覚的な使いやすさや経済性も重視されていることが分かります。

手帳を「毎日使用している」シニアは4割強、「週に数回」使用している人は3割弱と、高頻度での使用が見られます。手帳が日常生活において欠かせないツールとなっているようです。手帳の主な使い方としては、「自分のスケジュール管理」、「メモ用」、「日記」が挙げられており、個々の活動の計画や記録が重視されていることが見受けられます。

さらに、7割強の人が手帳を使うことで「生活の品質が向上した」と感じています。具体的には、「人との約束を忘れない」、「やるべきことを忘れない」、「過去を振り返ることができる」といったポイントが手帳の有用性として挙げられています。これらの点から、手帳がシニア層の日常生活における記憶補助や計画管理の重要なツールとなっていることが分かります。

この結果から見えてくる課題として、デジタルツールの利用がまだ低いという点が挙げられます。シニア層に対してデジタルツールも普及していくには、その利便性や使い方を丁寧に説明し、利用のハードルを下げる取り組みが必要です。シニア向けのデジタルツールの使い方講座を開催することや、シンプルで直感的に使えるデジタル手帳アプリの開発なども有効だと考えられます。

また、紙の手帳の人気が高いことから、紙の手帳とデジタルツールを連携させたハイブリッドな使用方法を提案することも有効ではないでしょうか。紙の手帳に書いた予定をスマートフォンで写真を撮ってデジタル化し、自動でリマインダー設定ができるアプリなどがあれば、シニア層も無理なくデジタルツールを利用できるようになると考えられます。

シニア層にとって、手帳は生活の質を向上させる重要なツールであり、紙とデジタルの利点を融合させることで、さらにその効果を高めることができると考えられます。手帳の持つ多様な機能を活かしながら、シニアの生活をより豊かにするための工夫が今後も求められます。

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データタイトル 手帳
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
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