- アンケート調査
2025.04.01
【2025年版】シニア層の国内旅行の実態調査レポート
本レポートでは、50代以上のシニア層を対象とした国内旅行に関するアンケート調査結果を分析しました。旅行頻度や目的、宿泊先選び、旅のこだわりポイントなど、多角的な視点からシニア世代の旅行実態と傾向が明らかになりました。

- 半数以上が足を運ぶ国内旅行の実態
- 「観光・散策」「温泉」「グルメ」が三大旅行目的
- 旅の決め手は「価格」「行き先」「食事」の三要素
この1年間にプライベートで国内旅行(日帰り旅行も含む)に行きましたか(有効回答者数:282名)
国内旅行に「行った」が51.1%、「行かなかった」が48.9%と、行った方が半数をわずかに上回る結果となりました。この数字からは、旅行を楽しむアクティブなシニアが一定数存在する一方で、旅行に出かけていない層も同程度いることが分かります。
旅行経験者が半数を超えたことは、コロナ禍後の旅行需要の回復を示す指標とも考えられます。旅行を控えた理由については本調査では明確になっていませんが、健康上の懸念や経済的な制約、あるいは単に旅行への関心の低さなど、様々な要因が考えられます。今後の旅行市場拡大には、これらの未行動層へのアプローチも重要となるでしょう。
国内旅行に行った時期はいつですか(複数回答可)(有効回答者数:144名)
旅行時期は「秋(9月〜11月)」が57.6%と最も多く、次いで「春(3月〜5月)」が44.4%、「冬(12月〜2月)」が38.2%、「夏(6月〜8月)」が23.6%となっています。秋と春に旅行が集中する背景には、気候の良さに加え、紅葉や桜などの季節の魅力、混雑を避けたいという意向が考えられます。
一方、夏の旅行が最も少ない点は、猛暑や混雑を避ける傾向、あるいは体力面での配慮が影響している可能性があります。
シニア層は季節の快適さを重視して旅行時期を選択していることが読み取れ、オフシーズンの穏やかな時期を狙った旅行が好まれる傾向が明確に表れています。
国内旅行の目的は何ですか(複数回答可)(有効回答者数:144名)
国内旅行の目的では「観光・散策」が70.8%と圧倒的に高く、「温泉・スパ」と「食事・グルメ」がともに45.1%で続いています。この結果からは、名所旧跡や景勝地を訪れる観光が主目的でありながら、温泉でのリラックスや地元の食を楽しむことも重要な旅の要素となっていることが分かります。
特に注目すべきは、「歴史と伝統文化の体験」が6.9%と低い点で、シニア層の旅行が必ずしも学びや知識獲得を主目的としているわけではないことを示唆しています。
むしろ、心身のリフレッシュや気分転換、食の楽しみといった心地よい体験を求める傾向が強く表れており、旅行を通じた生活の質の向上への意識が読み取れます。
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調査概要
調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
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調査地域 | 全国 |
調査方法 | ネットリサーチ |
調査時期 | 2025年2月10日 |
回答者数 | 282 |
調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |