- アンケート調査
2026.03.26
【2026年版】シニア層の口腔環境に関する 実態調査レポート
本レポートでは、50代以上のシニア層を対象に、入れ歯の使用状況や歯磨き・口腔ケアの頻度、歯科健診の受診状況や受診理由、費用感などを分析しました。あわせて、求められている支援や困りごと、認知症との関連についての認識・行動意向についても調査しています。また、改善に対してどの程度の金額なら支払えるのかも把握し、日常生活に取り入れやすい支援のあり方について考察しました。今後の情報提供やサービス検討の参考としてご活用いただけます。
- 定期健診は3か月に1回が最多(43.2%)で高頻度
- 現状の支出は月1,000円(37.1%)が中心で低価格帯
- 認知症との関連認知でケア習慣が変わると示唆(50.7%)
現在、入れ歯や義歯を使用していますか?(有効回答者数345名)

入れ歯・義歯は「使用していない」(55.4%)が最多でした。一方で「使用している(部分入れ歯)」(40.3%)、「使用している(総入れ歯)」(4.3%)をあわせると、義歯を前提に生活している層も一定数存在しています。
義歯を使用する層では、噛みやすさや違和感の調整、清掃の手間が満足度を左右しやすいと考えられます。後述する歯科医院の受診理由でも「義歯・入れ歯の調整」(18.3%)が挙がっており、継続的なメンテナンスに対する需要が確認できました。
義歯を未使用の層においても、予防情報の提示が重要です。受診を継続できるような支援が求められます。
歯磨きの頻度を教えてください(有効回答者数345名)

歯磨きの頻度は「1日2回」(50.1%)が最多で、「1日3回以上」(33.0%)も続きました。
日常の基本習慣としての歯磨きは、一定の割合で定着していることが分かりました。一方で「1日1回以下」(15.7%)や「ほとんど磨かない」(1.2%)との回答も見られ、取り組みの差も明確になりました。
歯磨きの回数が少ない層では、背景に、面倒さや必要性を実感できないなどの理由が隠れる可能性があります。短時間でできる磨き方や、目的別(歯周・口臭など)のケアのポイントを提示するなど、行動の負荷を下げる工夫が有効と考えられます。また口腔ケアは、回数だけでなく質でも差が出るため、補助ケアへの接続も重要です。
歯磨き以外の口腔ケア(歯間ブラシ、デンタルフロス、マウスウォッシュ等)をどのくらい行っていますか?(有効回答者数345名)

歯磨き以外の口腔ケアは「毎日」(50.1%)が最多となり、補助清掃の実施が広く浸透していることが明らかになりました。一方で「週に数回」(16.5%)、「月に数回」(7.8%)に加え、「使用していない」(13.0%)、「ほとんど行わない」(12.5%)も一定割合存在します。
歯磨きの回数が多くても、歯間部の汚れは残りやすいと考えられ、ケアの役割を具体化して伝える必要性が示唆されました。
選び方や使い方を簡潔に案内することが、継続の鍵になります。非実施層には「週に数回」(16.5%)など、現実的な入口を提示することが有効と考えられます。
| 調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
|---|---|
| 調査地域 | 全国 |
| 調査方法 | ネットリサーチ |
| 調査時期 | 2025年11月5日 |
| 回答者数 | 345 |
| 調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |
