使い捨てプラスチック製品

#時事・ニュース

【設問の概要】

シニア層の何割が環境問題を意識している?
プラスチックごみ削減のために、普段実施していることは?
レジ袋有料化前と比較し、プラスチックごみ削減の意識に変化はあった?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-11

【回答者数】

416

【総評】

■合わせて9割の人が、環境問題について「非常に関心がある」、「まあまあ関心がある」と回答した。
■合わせて9割弱の人が、使い捨てのプラスチック製品・容器の利用について「非常に意識している」、「まあまあ意識している」と回答した。
■使い捨てプラスチック製品のうち、普段の生活の中である方が良いものついて、最も多い回答は「ペットボトル」だった。
■プラスチック削減のために普段実施していることの第1位は「エコバッグ・マイバッグを使う」だった。
■合わせて9割強の人が、レジ袋有料化前と比較し、プラスチックごみ削減について「以前から意識しており、より意識するようになった」、「以前はあまり意識していなかったが、意識するようになった」と回答した。
■レジ袋が有料化されたことについて、3割強の人は「あまり不便に感じない」と回答した。

合わせて9割のシニアが環境問題に対して「非常に関心がある」または「まあまあ関心がある」と回答している点から、シニア層が環境保護に対する強い意識を持っていることが分かります。この高い関心は、使い捨てプラスチック製品・容器の利用に対する意識の高さにも反映されています。

合わせて9割弱のシニアが使い捨てプラスチック製品の利用について「非常に意識している」または「まあまあ意識している」と答えており、環境保護に対する積極的な姿勢が伺えます。

普段の生活の中である方がいいと考える使い捨てプラスチック製品について、「ペットボトル」が必要だと感じている人が最も多く、次いで「スーパーなどにある無料のポリ袋(小分け用)」、「無料レジ袋」が挙がっています。

一方で、プラスチック削減のために普段実施していることとして、「エコバッグ・マイバッグを使う」が最も多く、次いで「プラスチックのゴミを分別・洗浄するなどし、リサイクルできるようにする」、「詰め替え用を買う」と続いています。これらの取り組みは、シニア層が日常生活の中で実行可能な具体的な行動として根付いていることを示しています。

レジ袋の有料化については、3割強の人が「あまり不便に感じない」と回答している一方で、合わせて4割強の人が「非常に不便に感じる」または「やや不便に感じる」と回答しています。これらの結果から、レジ袋有料化に対する受け入れ度合いに個人差があることが分かります。特に不便を感じている人々に対しては、さらなるサポートが必要です。

プラスチックの分別・リサイクルの意識を高めるために、地域ごとのリサイクルプログラムを強化し、具体的なリサイクル方法をシニアに分かりやすく説明する講座やワークショップを開催することも効果的だと考えられます。
また、詰め替え用製品の普及を促進するために、詰め替え用パッケージのデザインや使い勝手を改善し、購入時のコストメリットを強調することも大切です。

レジ袋有料化についての不便さを軽減するためには、店舗側がエコバッグの持参を促すだけでなく、顧客に対して無料または低価格でエコバッグを提供するキャンペーンを実施するなど、エコバッグを忘れた場合でも簡単に持ち帰れる手段を提供することで、不便さを感じることなく環境保護に協力できるような仕組みを作ることも有効ではないでしょうか。

シニア層の環境意識の高さを活かし、使い捨てプラスチック製品の削減に向けた具体的な取り組みを推進することで、より持続可能な社会を実現することが期待されます。

新規会員登録をすると、ローデータを購⼊することができます。

データタイトル 使い捨てプラスチック製品
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
カートに入れる

おすすめレポート

リサーチ
無料相談