- アンケート調査
2025.03.05
【2025年版】シニア層の断捨離実態調査レポート
本レポートでは、50代以上のシニア層を対象とした断捨離に関する意識調査の結果を分析しました。断捨離の実施経験や処分品目、実施理由、方法など、多角的な視点からシニア層の整理収納に対する実態と意識が明らかになりました。

- 2人に1人が断捨離を実践
- 衣類からはじまる整理の流れ
- 「したい」と「できない」の間で揺れる心理
断捨離をしたことがありますか(有効回答者数:180名)
「したことがある」が54.4%で過半数を占め、シニア層にも断捨離の波が確実に広がっていることが分かります。一方で、45.6%が「したことがない」と回答しており、断捨離への関心や実践には二極化が見られます。実施者と未実施者がほぼ半々という結果は、物を手放すことへの心理的なハードルが依然として存在することを示唆しています。
断捨離という片付け方法が知られていますが、実際の行動に移すまでには様々な要因が影響していると考えられます。特に、人生の思い出が詰まった品々を大切にしているシニア層ならではの慎重な姿勢がうかがえます。
断捨離をして処分したものは何ですか(複数回答可)(有効回答者数:98名)
処分品目の上位は「衣服、服飾雑貨」(96.9%)、「食器、調理器具」(72.5%)、「本、書類」(70.4%)となっています。特に衣類は季節や体型の変化で不要になりやすく、また思い入れも比較的少ないため、断捨離の入り口として選ばれやすい傾向が見られます。
食器や本類も高い割合を示していますが、これらは収納スペースを多く占める品目であり、生活空間の確保という実用的な目的が断捨離の動機となっていることが推測されます。日常的に使用頻度が把握しやすい品目から整理が進められている実態が浮かび上がってきます。
断捨離をする理由は何ですか(複数回答可)(有効回答者数:98名)
「暮らしやすくするため」(62.2%)が最多で、「掃除や片付けを楽にするため」(61.2%)が続いています。特筆すべきは「いざという時に家族の負担を減らすため」(55.1%)という回答の多さです。これは、将来的な生活変化を見据えた現実的な判断が、断捨離の動機であることを示しています。
生活の質の向上を目指す即時的な目的と、家族への配慮という長期的な視点の両方が、シニア層の断捨離行動を促す要因だと読み取れます。日々の暮らしを改善しながら将来に備える、現在と未来の両方を意識した取り組みといえます。
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調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
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調査地域 | 全国 |
調査方法 | ネットリサーチ |
調査時期 | 2024年12月2日 |
回答者数 | 180 |
調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |