• アンケート調査

2025.05.23

【2025年版】シニア層のお墓参りに関する意識実態調査レポート

本レポートでは、シニア層のお墓に関する意識と実態調査を実施しました。伝統的な慣習と現代的な供養の選択肢の間で揺れ動くシニア世代の本音と、家族への配慮から生まれる新たな終活の形が明らかになりました。

【2025年版】シニア層のお墓参りに関する意識実態調査レポート
  • 約5割のシニアが「墓じまい」を検討
  • 揺るがない伝統行事としてのお墓参り
  • 従来の形式と家族依存が根強い供養観

お盆休みにお墓参りに行きますか(有効回答者数:465名)

お盆休みにお墓参りに行きますか(有効回答者数:465名)

「毎年行く」(76.6%)が圧倒的多数を占め、「行く年もあれば行かない年もある」(14.6%)、「行かない」(6.2%)を大きく引き離しています。「お墓がない」(2.6%)という回答も少数ながら存在します。

年に一度の墓参りは、シニア世代にとって欠かせない文化的・精神的行為として根付いており、世代を超えて継承される価値観の強さを示しています。

この高い実施率からは、デジタル化や価値観の多様化が進む現代社会においても、先祖とのつながりを大切にする心性が色濃く残っていることが読み取れます。

 

お墓参りに行く理由を教えてください(複数回答可)(有効回答者数:424名)

お墓参りに行く理由を教えてください(複数回答可)(有効回答者数:424名)

「故人への感謝を伝えるため」(55.9%)が最も多く、次いで「親族の習慣だから」(42.0%)、「季節の行事として大切にしているから」(41.7%)でした。「自分の気持ちが落ち着くから」(34.9%)も3割を超えています。

これらの数字が示すのは、墓参りが単なる形式的な儀礼ではなく、故人との精神的なつながりを感じる大切な機会であるという実態です。感謝の気持ちを表す個人的な意味合いと、家族の伝統や社会的慣習としての側面が複合的に作用し、シニア世代の意識の中で墓参りが重要な位置を占めていることが明らかになりました。

 

将来のお墓の管理について不安を感じていますか(有効回答者数:424名)

将来のお墓の管理について不安を感じていますか(有効回答者数:424名)

「多少不安である」(46.7%)と「とても不安である」(28.3%)を合わせると75%に達し、4人中3人が将来の墓管理に不安を抱えています。「全く不安はない」と答えたのはわずか20.0%にとどまりました。

少子高齢化や核家族化、子どもの遠方への移住など、従来の家族構造の変化を背景に、お墓の維持管理や継承問題への懸念が広がっています。この不安の高さは、伝統的な供養形態が現代社会の実情と齟齬をきたし始めていることの表れです。

本レポートは現在一部のみを公開しております。
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調査概要

調査対象 「コスモラボ」のアンケートモニター
調査地域 全国
調査方法 ネットリサーチ
調査時期 2025年4月16日
回答者数 465
調査会社 コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 )