- アンケート調査
2025.03.12
【2025年版】シニアの情報収集実態調査レポート
本レポートでは、シニア層を対象に情報収集の実態についてアンケート調査を行いました。多様化する情報源の中で、どのように情報を取捨選択し、何を重視しているかが明らかになりました。

- 信頼性の要としての「テレビ」の存在感
- 「健康・医療」が情報収集の最優先事項
- 「ブランド力」が信頼性判断の基準
普段、どのような媒体で情報を収集しますか(複数回答可)(有効回答者数:210名)
「テレビ」(80.5%)が最も多く、次いで「インターネット(パソコン・スマートフォン)」(58.6%)、「新聞」(45.2%)、「家族・友人」(40.0%)と続きます。シニア層の情報収集においてはテレビが圧倒的な存在感を示していますが、インターネットの浸透も進んでいることが分かります。
特に注目すべきは対面での情報交換(家族・友人)も重要な位置を占めている点です。これは情報の信頼性確認の手段として、身近な人との対話を重視する傾向の表れといえるでしょう。
メディアの多様化が進む中でも、複数の情報源を組み合わせて活用する慎重さが見えてきます。この傾向は、情報の正確性を重視するシニア層ならではの特徴であり、単一の情報源に依存せず、複合的に情報を収集・検証するという堅実なアプローチの表れと考えられます。長年の社会経験に基づく情報リテラシーが根底にあることが示唆されています。
情報収集において、どの情報媒体を最も頼りにしてますか(有効回答者数:210名)
「テレビ」が33.3%で最も信頼されており、「インターネット(パソコン・スマートフォン)」(24.3%)、「新聞」(15.7%)が続きます。複数の情報源を活用しながらも、最終的な判断基準としてはテレビの信頼度が高いことが分かります。これは、長年にわたって培われた公共放送への信頼や、映像による情報の分かりやすさが影響していると考えられます。
また、信頼の序列において、比較的新しいメディアであるインターネットが新聞を上回っている点は、シニア層のデジタル適応能力の高まりを示唆しています。この結果から、シニア層が情報媒体の特性を理解した上で、視覚と音声による総合的な情報提供を重視していることが読み取れます。特に、専門家による解説や多角的な視点の提供など、テレビの編集機能への信頼が背景にあると推測されます。
情報収集において、困ることや課題だと感じることは何ですか(複数回答可)(有効回答者数:210名)
「情報の信頼性」(58.6%)が最大の課題とされ、「情報量の過多」(48.6%)、「インターネット上の誤情報」(41.4%)が続きます。情報過多の時代において、真偽の見極めに大きな困難を感じているシニア層の姿が浮かび上がってきます。特に、長年培った経験から情報の質を重視する傾向があり、溢れる情報の中から価値ある情報を選別することに苦心している様子が伺えます。
デジタルネイティブ世代と比較して、情報の取捨選択により慎重なアプローチを取る特徴が見られます。この課題意識は、情報の正確性への高い要求水準を持つシニア層ならではのものといえるでしょう。特にインターネット上の情報に対しては、発信元の不透明さや情報の変化の速さに戸惑いを感じつつも、その有用性は認識しており、活用と警戒のバランスを模索している状況が見えてきます。
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調査概要
調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
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調査地域 | 全国 |
調査方法 | ネットリサーチ |
調査時期 | 2025年2月17日 |
回答者数 | 210 |
調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |