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2026.05.29

【2026年版】シニア層のお墓参り・供養に関する実態調査レポート

本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、お盆休みのお墓参りの実施状況、お墓参りに行く理由、将来のお墓管理への不安、跡継ぎや墓じまい、自分自身の供養方法、相談意向について調査しました。お墓参りは多くの人にとって今も大切な習慣である一方、将来の管理や家族への負担については不安も大きく、供養のあり方を見直す意識が広がっていることが分かりました。

【2026年版】シニア層のお墓参り・供養に関する実態調査レポート
  • お盆のお墓参りは、今も多くのシニア層に根付いている
  • 管理への不安は7割超、跡継ぎや墓じまいも現実的な課題に
  • 相談意向はあるが、まずは家族に相談したい人が多い

お盆休みのお墓参りの実施状況(有効回答者数:1459名)

お盆休みのお墓参りの実施状況(有効回答者数:1459名)
お盆休みのお墓参りの実施状況は、「毎年行く」(76.6%)が最も高く、「行く年もあれば行かない年もある」(14.9%)が続きました。「行かない」は5.5%、「お墓がない」は3.0%でした。

お墓参りは、シニア層にとって現在も強く定着している習慣です。毎年行く人が4人に3人を超えており、故人や家族とのつながりを確認する行事として大切にされていることが分かります。

お墓参りに行く理由(複数回答可)(有効回答者数:1335名)

お墓参りに行く理由(複数回答可)(有効回答者数:1335名)
お墓参りに行く理由は、「故人への感謝を伝えるため」(63.1%)が最多で、「季節の行事として大切にしているから」(47.3%)、「親族の習慣だから」(41.2%)、「自分の気持ちが落ち着くから」(39.5%)が続きました。

お墓参りは義務感だけでなく、感謝や心の整理にもつながる行為として受け止められています。家族や親族の習慣であると同時に、自分自身の気持ちを整える時間にもなっているようです。

将来のお墓管理に対する不安(有効回答者数:1335名)

将来のお墓管理に対する不安(有効回答者数:1335名)
将来のお墓管理に対する不安は、「多少不安である」(49.6%)が最も高く、「とても不安である」(25.3%)が続きました。「全く不安はない」は20.9%でした。

お墓参りの習慣は大切にされている一方、将来の管理には不安を感じる人が多い結果です。年齢や家族構成の変化に伴い、誰が管理するのか、遠方のお墓をどう維持するのかが現実的な課題になっています。

お墓の跡継ぎの有無(有効回答者数:1415名)

お墓の跡継ぎの有無(有効回答者数:1415名)
お墓の跡継ぎは「いる」(65.9%)が最多でした。一方で、「跡継ぎは必要だがいない」(22.1%)、「跡継ぎ不要の墓を用意する/した」(11.9%)も一定数あります。

跡継ぎがいる人が多数派ではあるものの、約3人に1人は跡継ぎの不在や跡継ぎ不要型の供養を意識しています。従来型のお墓を前提にしない選択肢への関心も広がっていると考えられます。

墓じまいを検討したことがあるか(有効回答者数:1415名)

墓じまいを検討したことがあるか(有効回答者数:1415名)
墓じまいについては、「将来的には検討したい」(41.9%)が最も高く、「考えたことはない」(28.8%)が続きました。「検討している」(13.4%)と「すでに行った」(6.6%)も見られます。

墓じまいは、まだ実行段階の人は少ないものの、将来的な選択肢として考える人が多いテーマです。お墓を守る意識と、家族に負担を残したくない意識の間で悩む人が増えていることがうかがえます。

調査概要

調査対象 コスモラボのアンケートモニター
調査地域 全国
調査方法 ネットリサーチ
調査時期 2026年5月実施
回答者数 1459名
調査会社 コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 )
総評 本調査では、お盆休みのお墓参りがシニア層に今も強く根付いていることが分かりました。「毎年行く」は76.6%で、「行く年もあれば行かない年もある」(14.9%)を含めると、9割超がお墓参りと関わっています。理由では「故人への感謝を伝えるため」(63.1%)が最多で、故人や家族とのつながりを大切にする意識が表れています。
一方で、将来のお墓管理には不安も大きく、「多少不安である」(49.6%)と「とても不安である」(25.3%)を合わせると7割超でした。跡継ぎについても「跡継ぎは必要だがいない」(22.1%)、「跡継ぎ不要の墓を用意する/した」(11.9%)が一定数あり、従来型のお墓管理だけでは対応しきれない家庭も増えています。
墓じまいについては、「将来的には検討したい」(41.9%)が最多でした。検討理由では「子どもや孫に負担をかけたくないため」(45.1%)が最も高く、供養への思いを持ちながらも、次世代に負担を残さない方法を考える人が多いことが分かります。永代供養墓、納骨堂、樹木葬など、管理負担の少ない選択肢への関心も今後さらに高まりそうです。
ただし、実際の行動予定では「まだ考えていない」(56.9%)が最多で、「1年以内に動く予定」は2.3%にとどまりました。お墓や供養は重要だと感じても、すぐに動くには心理的・情報的なハードルがあります。分かりやすい比較情報や、家族と話すための材料が必要です。
総じて、お墓参りや供養は、感謝や家族のつながりを支える大切な習慣である一方、将来の管理・跡継ぎ・費用・墓じまいをどう考えるかという課題も抱えています。サービス設計では、いきなり契約を促すのではなく、家族で話し合うきっかけづくり、中立的な情報提供、必要に応じた専門家相談への接続が重要になるでしょう。