- アンケート調査
2026.05.29
【2026年版】シニア層の健康測定に関する実態調査レポート
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、健康管理への関心、将来の健康不安、自宅での健康測定の実施状況、測定データの扱い方、健康測定機器に求める条件、今後利用したい健康管理サービスについて調査しました。健康意識は非常に高い一方で、測定を習慣として続けることや、測ったデータを活かすことにはまだ課題が残っている実態が見えてきました。
- 健康管理への関心は非常に高く、将来不安も強い
- 測定習慣は広がる一方で、記録と活用には差がある
- 今後のニーズは、手軽で正確、かつ続けやすい健康管理支援へ向かう
あなたはどの程度、健康管理に関心がありますか?(有効回答者数:1762名)

「非常に関心がある」(59.5%)が最も高く、「やや関心がある」(36.8%)が続きました。両者を合わせると9割を超え、健康管理への関心が非常に高いことが分かります。
この結果から、シニア層にとって健康管理は一部の人だけのテーマではなく、日常生活の中で広く意識されている基本課題だといえます。測定機器やサービスへの需要も、こうした高い関心を土台に広がっていると考えられます。
将来の健康や医療費について、不安を感じていますか?(有効回答者数:1762名)

「やや不安がある」(50.5%)が最多で、「非常に不安がある」(30.6%)が続きました。不安を感じている層は全体の8割を超えています。
健康管理への関心が高い背景には、単に健康志向が強いというだけでなく、将来の体調悪化や医療費負担を具体的に意識している現実感があります。予防や早期把握へのニーズが強いのも、この不安の大きさと結びついているようです。
現在、ご自宅で血圧や体温などを測定していますか?(有効回答者数:1762名)

「ほぼ毎日測定している」(43.0%)が最も高く、「週に数回測定している」(18.8%)、「月に数回測定している」(15.8%)が続きました。定期的に何らかの測定を行っている層が多数派です。
健康への意識の高さは、実際の行動にもかなり結びついています。測定は医療機関に行った時だけのものではなく、自宅での自己管理行動としてすでに一定程度定着していることが読み取れます。
測定している項目をすべてお選びください。(複数選択可)(有効回答者数:1368名)

測定項目では「血圧」(82.2%)が最も高く、「体温」(72.7%)、「体重」(67.2%)が続きました。「脈拍」(46.3%)も一定の比率を占めています。
日々の健康状態を把握するうえで、特に血圧が中心的な指標として見られていることが分かります。生活習慣病や加齢に伴う体調変化を意識する中で、比較的分かりやすく変化を追いやすい項目が選ばれているようです。
測定データをどのように管理していますか?(有効回答者数:1368名)

「紙に記録している」(37.4%)が最も高く、「記録していない」(28.5%)、「医師に見せている」(16.4%)、「スマートフォンアプリで管理している」(10.2%)が続きました。
測定そのものは習慣化していても、データ活用はまだ発展途上といえます。特にデジタル連携は一部にとどまっており、測ることと、振り返ったり共有したりすることの間にはまだ大きなギャップがあるようです。
調査概要
| 調査対象 | コスモラボのアンケートモニター |
|---|---|
| 調査地域 | 全国 |
| 調査方法 | ネットリサーチ |
| 調査時期 | 2026年4月実施 |
| 回答者数 | 1762名 |
| 調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |
| 総評 | 本調査から、シニア層は健康管理に非常に高い関心を持っており、将来の健康や医療費への不安も強いことが分かりました。「非常に関心がある」(59.5%)と「やや関心がある」(36.8%)で9割超、不安についても「やや不安がある」(50.5%)と「非常に不安がある」(30.6%)で8割超に達しています。 その意識は実際の行動にもつながっており、自宅での健康測定では「ほぼ毎日測定している」(43.0%)が最多でした。特に「血圧」(82.2%)、「体温」(72.7%)、「体重」(67.2%)といった身近な指標が重視されており、日々の変化を自分で把握しようとする姿勢が広がっています。 一方で、測定後の管理にはまだ課題があります。「紙に記録している」(37.4%)が中心で、「記録していない」(28.5%)も少なくなく、アプリ管理は1割程度にとどまりました。測ることは習慣になっていても、データを継続的に蓄積し、振り返りや共有に活かす段階までは十分進んでいないようです。 また、測定しない人の理由では「面倒」(34.5%)、「必要性を感じない」(27.2%)、「機器がない」(21.8%)が上位で、機器選びでは「使いやすさ」(75.5%)、「正確さ」(57.5%)、「価格」(40.2%)が重視されていました。広く受け入れられるには、高機能さより、生活の中で無理なく続けられる設計が欠かせないことが明確です。 総じて、シニア層の健康測定ニーズは確かに存在しており、その関心は今後の機器やサービス活用にもつながる余地があります。今後は、測定を始めやすく、続けやすく、さらに測った結果を自然に活かせる仕組みまで含めて提案することが、健康管理支援の価値を大きく高める鍵になると考えられます。 |