- アンケート調査
2026.05.29
【2026年版】シニア層のスポーツジムに関する実態調査レポート
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、現在の運動習慣、スポーツジムの利用経験、通い始めたきっかけや離脱理由、不安に感じる点、通いたくなる条件について調査しました。健康意識は高い一方で、継続性や費用面への不安が利用の壁になっていることが見えてきました。
- 運動習慣はあるが、ジム未経験層も厚い
- ジム利用の目的は健康維持だが、続けられるかが最大の壁
- 求められているのは、無理なく通えて納得しやすいサービス
現在、運動習慣はありますか?(有効回答者数:1309名)

「週に3回以上している」(31.6%)が最も高く、「週に1~2回している」(22.8%)が続きました。「ほとんどしていない」(20.1%)、「全くしていない」(12.3%)も一定数いますが、全体としては運動習慣のある人が多数派です。
この結果から、シニア層の運動意欲自体は決して低くないことが分かります。問題は“運動する気があるか”より、“どの場や方法なら無理なく続けられるか”にあると考えられます。
スポーツジムに通ったことはありますか?(有効回答者数:1309名)

「一度も行ったことがない」(44.1%)が最多で、「過去に通っていた」(26.3%)、「現在通っている」(19.6%)、「体験だけ行ったことがある」(10.0%)が続きました。ジムとの接点はあるものの、未経験層がまだ厚い状況です。
運動習慣がある人が多い一方で、ジム利用にはまだ距離感があることが分かります。つまり、ジムは運動の自然な延長ではなく、別の意思決定や不安解消を必要とする選択肢になっているようです。
現在通っている主な理由は何ですか?(有効回答者数:257名)

現在通っている理由では「健康維持・体力向上」(80.9%)が圧倒的で、「リハビリ・身体機能改善」(7.4%)、「ダイエット・体型維持」(4.7%)が続きました。
シニア層にとってジムは、若年層のような見た目づくりの場ではなく、元気に生活を続けるための健康基盤として利用されていることが分かります。日々の生活機能を守る目的が中心である点は、サービス設計でも重要な視点です。
通い始めた主なきっかけは何ですか?(複数回答可)(有効回答者数:344名)

きっかけでは「健康維持・体力向上」(81.1%)が突出し、「ダイエット・体型維持」(38.7%)、「気分転換・趣味」(19.5%)、「リハビリ・身体機能改善」(15.4%)が続きました。
入会の動機は明確に“健康”へ寄っており、気分転換や交流よりも、体を保つ必要性が先に立っています。つまり、ジム選びでは楽しさ以上に、健康維持に役立つ実感が重要な入口になっていると考えられます。
ジムをやめた主な理由は何ですか?(有効回答者数:344名)

やめた理由では「続けられなかった」(34.3%)が最も高く、「通うのが大変(距離・時間)」(25.3%)、「料金が高い」(19.2%)、「効果を感じなかった」(10.8%)が続きました。
シニア層にとっての離脱要因は、設備や雰囲気よりも、生活の中で継続できるかどうかです。続ける負担が想像以上に大きいと、健康目的であってもやめてしまうことが分かります。
調査概要
| 調査対象 | コスモラボのアンケートモニター |
|---|---|
| 調査地域 | 全国 |
| 調査方法 | ネットリサーチ |
| 調査時期 | 2026年4月実施 |
| 回答者数 | 1309名 |
| 調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |
| 総評 | 本調査から、シニア層は運動習慣そのものには一定の前向きさを持ちながらも、スポーツジム利用には別のハードルを感じていることが分かりました。運動習慣は「週に3回以上」(31.6%)、「週に1~2回」(22.8%)が多い一方で、ジムについては「一度も行ったことがない」(44.1%)が最多でした。 現在通っている人の理由は「健康維持・体力向上」(80.9%)が圧倒的で、ジムは見た目づくりより生活機能を守るための場として使われています。しかし、やめた理由では「続けられなかった」(34.3%)、入会しなかった理由でも「続けられる自信がなかった」(48.1%)が最も高く、最大の課題は継続イメージの持ちにくさです。 不安としては「料金が高い」(47.4%)、「通うのが面倒」(37.5%)、「体力的に続くか不安」(26.4%)が上位でした。これは、ジムが嫌いというより、生活の中で無理なく続くかどうかをかなり現実的に見ていることを示しています。 その一方で、求めるサービスでは「自分に合った無理のない運動指導」(63.0%)、「健康状態に配慮したサポート」(40.9%)が高く、通う頻度も「週2回以上」(41.9%)、「週1回」(37.1%)が中心でした。条件さえ整えば、定期的に通いたい意欲は十分あるといえます。 総じて、シニア層向けジムでは、価格の手頃さだけでなく、“続けられる自信”を持てることが最重要です。個別性の高い無理のない指導、通いやすい立地や頻度設計、健康状態への配慮がそろうことで、未経験層や離脱層の参加を大きく後押しできる可能性があります。 |