- アンケート調査
2026.05.29
【2026年版】シニア層の終活に関する実態調査レポート
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、終活への意識、始めるきっかけ、具体的な取り組み状況、自宅・財産・デジタル遺産・介護医療・葬儀供養に関する考え、専門家やサービスへの相談意向について調査しました。終活を「すでに始めている」人と「いずれはやりたい」人が大半を占める一方、具体的な準備や家族への共有はまだ進みきっていない実態が見えてきました。
- 終活意向は高く、8割超がすでに開始またはいずれ実施意向
- きっかけは家族への配慮、実践は片付けから始まる
- 相談ニーズはあるが、対面と専門家への信頼が中心
終活への意識(有効回答者数:1356名)

終活への意識は、「いずれはやりたい」(49.6%)が最も高く、「すでに始めている」(32.2%)が続きました。「1年以内に始めたい」(11.6%)も含めると、9割以上が終活に何らかの関心や実施意向を持っています。
終活は、まだ先のこととして捉えられながらも、多くの人にとって避けて通れないテーマになっています。「考えていない」は6.6%にとどまり、シニア層全体で準備への意識が広がっていることが分かります。
終活を始めたいと思うきっかけ(複数回答可)(有効回答者数:1356名)

終活を始めたいと思うきっかけは、「子供や孫に迷惑をかけたくないと思ったとき」(59.2%)が最多で、「自身の健康状態の変化(病気や体力の衰え)を感じたとき」(46.3%)、「自身の年齢が節目(古希、喜寿など)を迎えたとき」(30.2%)が続きました。
終活は自分自身のためだけでなく、家族への配慮から始まる面が大きいことが見えてきます。健康や年齢の変化を実感したタイミングで、将来の備えを具体的に考え始める人が多いようです。
終活で具体的に取り組んでいること(複数回答可)(有効回答者数:1356名)

終活で具体的に取り組んでいることは、「持ち物の片付け・不用品の処分(断捨離)」(53.4%)が最も高く、「やろうと思っているができていない」(39.5%)が続きました。財産のリスト化(13.9%)やエンディングノートの記入(12.2%)は1割台でした。
終活への意識は高い一方、法的・金銭的な準備まで進んでいる人はまだ限られています。まずは自宅の片付けなど、始めやすく目に見える行動から進めている様子がうかがえます。
自宅・不動産の今後についての考え(有効回答者数:1356名)

自宅・不動産の今後についての考えは、「子供や親族にそのまま継いでほしい」(42.0%)が最多で、「まだ何も決めていない(どうすればいいか分からない)」(31.7%)が続きました。
家は資産であると同時に、家族との関係や思い出にも関わるため、判断が難しいテーマです。引き継ぎ意向がある一方で、3割超が未決定であり、早めの情報整理や相談機会が求められそうです。
財産の引き継ぎに関する不安(複数回答可)(有効回答者数:1356名)

財産の引き継ぎに関する不安は、「特に不安はない」(41.7%)が最も高い一方、「誰に何をどれだけ分けるか決まっていない」(24.8%)、「手続き(名義変更や銀行口座など)が複雑で難しそう」(24.4%)も上位でした。
財産の引き継ぎでは、不安が明確な人と、まだ具体的な課題として捉えていない人が混在しています。いざ必要になったときに困らないよう、分け方や手続きの基本を早めに整理する支援が有効だと考えられます。
調査概要
| 調査対象 | コスモラボのアンケートモニター |
|---|---|
| 調査地域 | 全国 |
| 調査方法 | ネットリサーチ |
| 調査時期 | 2026年5月実施 |
| 回答者数 | 1356名 |
| 調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |