防犯対策

#住宅

【設問の概要】

シニア層は、住んでいる地域の治安をどう感じている?
自宅で行っている「防犯対策」で多いものは何?
今後、新たに導入したいと考えている「防犯対策」とは?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-08

【回答者数】

367

【総評】

■合わせて8割弱の人が、住んでいる地域の治安について「不安を感じない」、「どちらかと言えば不安を感じない」と回答した。
■合わせて7割の人が、自宅の防犯対策は「しっかりできている」、「どちらかと言えばできている」と回答した。
■自宅の防犯対策ができていない理由について、4割弱の人が「自宅周辺は治安が安心だから」と回答した。
■自宅で行っている防犯対策は、「モニター付きインターフォンの設置」、「玄関の鍵(ツーロック)」が多かった。
■今後新たに導入したいと考えている防犯対策は、「モニター付きインターフォンの設置」、「敷地内防犯カメラの設置」が多かった
■今後1年間に自宅の防犯対策にかけられる金額について、最も多い回答は「5,001円~10,000円以内」だった。

今回のアンケート結果から、シニア層が自身の住環境と防犯対策に対して比較的安心している様子がうかがえますが、同時に防犯対策に関する具体的な知識や費用の面での不安も見えてきました。

8割近くの人が住んでいる地域の治安に対して「不安を感じていない」ことは、一見すると好ましい結果のように思えますが、この安心感が過信につながり、防犯対策を軽視するリスクもあると考えられます。

一方で、7割の人が「自宅の防犯対策ができている」と考えていることから、シニア層の防犯意識の高さがうかがえます。しかし、「何をすればいいかわからない」「費用がかかる」と感じている人が各2割弱いることは、防犯対策に関する情報提供や、コスト面のサポートが求められているのかもしれません。

現在行われている防犯対策としては、「モニター付きインターフォンの設置」や「玄関の鍵の二重施錠」が挙げられています。また、今後新たに導入したい防犯対策としては、「モニター付きインターフォン」や「敷地内防犯カメラ」の設置、「窓や玄関の補強」が望まれていることから、より強固なセキュリティ対策に対する関心が高まっているようです。

しかし、自宅の防犯対策にかけられる金額は「5,001円~10,000円以内」と回答した人が最も多く、次いで「5,000円未満」となっています。シニア層の間で防犯対策の重要性は認識されつつも、高額な投資には消極的であるように見受けられます。

治安の良さに安心し過ぎずに防犯対策の重要性を認識してもらうことや、何をすれば良いか分からない、費用がかかるという不安を解消するために、シニア層向けの防犯対策の情報提供と、費用負担を軽減するための補助金制度や割引サービスなどの提供が求められているのかもしれません。

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データタイトル 防犯対策
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
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