読書

#本

【設問の概要】

シニア層が読書をする頻度は?
読みたい本を選ぶ際のポイントとは?
よく読む本のジャンルは何?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-09

【回答者数】

418

【総評】

■4割弱の人が、読書をする頻度について「ほとんど読まない」と回答した。
■4割強の人が、1か月あたりに読む本の数を「0冊(読まない)」と回答した。
■読書の目的について、最も多い回答は「知識獲得」だった。
■所有している本の数について、3割弱の人が「所有していない」と回答した。
■読みたい本の選び方について、最も多い回答は「興味のある分野の本」だった。
■よく読む本のジャンルについて、1番多い回答は「フィクション」だった。

「読書」についてのアンケートによると、シニア層の中には読書をあまり行わない人が多いことが明らかになりました。

4割弱のシニアが「ほとんど読まない」と回答しており、読書頻度も低いことがうかがえます。読書へのアクセスの問題や、視力の低下など、年齢に伴う物理的な制約が影響しているのかもしれません。また、読む本の数に関しても、多くの回答者が「月に1冊程度」あるいは「全く読まない」と答えています。

読書の目的は「知識獲得」が最も多く、その後に「趣味」「娯楽」と続いています。これはシニア層が読書に対しても明確な目的意識を持っていることを示しており、単なる時間潰しではなく、有意義な活動として読書を捉えている人が多いことを意味しています。

所有している本の数は少なく、3割弱が「所有していない」と回答しています。物理的なスペースの制約や、デジタルメディアの利用増加によるものかもしれません。

読みたい本の選び方では、「興味のある分野の本」という回答が最も多く、次いで「メディアでの推薦」や「好きな作家の新刊」と続いています。

シニア層の読書活動を促進するためには、まず、視力の低下を考慮して、大文字やオーディオブックなど、読みやすい形式の本を提供することが有効なのではないでしょうか。また、図書館やコミュニティセンターでの読書会などを通じて、読書を社交の場としても活用することが、読書への興味を再燃させる手助けになると考えられます。

デジタルデバイスの普及に伴い、電子書籍の利用も一つの解決策として挙げられます。電子書籍であれば、文字の大きさを調整したり、高コントラストモードで読みやすくしたりすることが可能です。また、電子書籍は持ち運びが容易で、多くの本を保存できるため、物理的なスペースの制約に悩むこともありません。

さらに、読書の目的が「知識獲得」という点を踏まえ、テーマ別の読書リストや推薦図書を提供することで、シニア層が興味を持ちやすい内容を提案することもできそうです。特に、彼らが興味を持っている分野や、生活に直結する実用的な内容の本を選ぶことが、読書を促進する鍵となるのではないでしょうか。

新規会員登録をすると、ローデータを購⼊することができます。

データタイトル 読書
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
カートに入れる

おすすめレポート

リサーチ
無料相談