住居の今後

#住宅

【設問の概要】

今の住居に住んでいる年数は?
今の住居に住み続けたいと思うシニア層は何割?
住居の今後について考えているシニア層はどれくらい?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-09

【回答者数】

398

【総評】

■9割弱の人が、現在住んでいる家のタイプを「戸建て(自己所有・家族所有)」と回答した。
■今の住居に住んでいる年数について、7割強の人が「20年以上」と回答した。
■8割の人が、今後も「今の住居に住み続けたいと思う」と回答した。
■7割強の人が、最後を迎えるのは「今の住居がいいと思う」と回答した。
■今後、今の住居に住み続ける予定の人について、4割の人が「息子・嫁」と回答した。
■今の住居の今後について、5割弱の人が「何も考えていない」と回答した。
■住居の活用法に関する有益な情報について、3割ずつの人が「知りたい」、「知りたいと思わない」と回答した。

シニア層の9割弱が現在住んでいる家を「戸建て(自己所有・家族所有)」と回答していることがわかりました。シニア層が長年にわたって家族と共に築いてきた住環境に強い愛着を持っていることを示しています。さらに、7割強の人が「20年以上」同じ住居に住み続けていることからも、その居住環境に対する満足度の高さが伺えます。

また、8割の人が今後も「現在の住居に住み続けたい」と考えており、7割強の人が「最後を迎えるのは今の住居がいい」と思っているようです。シニア層が住み慣れた環境での安定した生活を望んでいることを示しています。

その一方で、住居の今後については具体的な計画が立てられていない現状も浮かび上がってきました。
今後、現在の住居に住み続ける予定の人については、4割の人が「息子・嫁」と回答していますが、3割弱の人が「分からない」、2割強の人が「誰もいない」と答えています。また、住居の今後について「何も考えていない」と答えた人が5割弱に達しており、継承や利用方法についての具体的な計画が不足していること、住居の継承に関する不安や不確定要素が多いことが見て取れます。

住居の活用法に関する情報提供については、3割の人が「知りたい」と回答する一方で、同じく3割の人が「知りたいと思わない」と答えています。これからの情報提供の方針についても、多様なニーズに対応する必要があるようです。

シニア層が安心して住み続けられるような環境を整えるためには、住居の継承について家族と早期に話し合い、具体的な計画を立てることや、専門家を交えた相談会、法的手続きをサポートするサービスの提供が有効なのかもしれません。

また、シニアが安心して住み続けられるよう、地方自治体やNPOと連携し、バリアフリー化や耐震補強などのリフォーム支援、住居の活用法に関する情報提供も強化する必要があるのではないでしょうか。ウェブサイトやセミナーなどを通じて、多様な情報を提供することで、シニア層が自分たちの住居をどのように活用していくかについての理解を深めることができそうです。

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データタイトル 住居の今後
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
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