気候変動

#災害

【設問の概要】

シニア層は現在の気候変動についてどう感じている?
気候変動に関する情報源で信頼できる媒体は何?
政府や企業が果たすべき役割だと考えていることは?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-10

【回答者数】

391

【総評】

■合わせて8割強の人が、現在の気候変動について「非常に不安である」、「やや不安である」と回答した。
■合わせて9割弱の人が、気候変動について「非常に関心がある」、「関心がある」と回答した。
■合わせて9割強の人が、学校での気候変動に関する教育を「強化すべきだと思う」、「一部強化すべきだと思う」と回答した。
■気候変動に関する情報源で信頼できる媒体について、最も多い回答は「ニュースメディア(テレビ、新聞、ウェブサイト)」だった。
■気候変動による影響で懸念する事の第1位は「極端な気象条件(台風、洪水、干ばつなど)」だった。
■気候変動に対して、政府や企業が果たすべきだと考える役割について、最も多い回答は「再生可能エネルギーへの投資を増やす」だった。

アンケート結果によると、8割以上のシニアが現在の気候変動について「非常に不安である」または「やや不安である」と感じていることが分かりました。この不安は、「極端な気象条件(台風、洪水、干ばつなど)」や「海面上昇による沿岸地域の浸水」など、具体的なリスクに対する懸念から来ていることが明らかです。これらのリスクは、日常生活に直接的な影響を及ぼすため、シニア層が特に敏感に反応していると考えられます。

また、9割近くのシニアが気候変動について「非常に関心がある」または「関心がある」と回答しており、気候変動問題への関心の高さが伺えます。この関心の高さは、シニア層が次世代のためにより良い環境を残したいという強い意識から来ているのかもしれません。実際、9割以上が「学校での気候変動に関する教育の強化」を求めており、次世代がより深い知識と理解を持つことを望んでいることがわかります。

気候変動に関して信頼できる情報源として、「ニュースメディア(テレビ、新聞、ウェブサイト)」が最も多く挙げられています。次いで、科学的な研究機関や環境団体、NGOなどが挙がりました。これは、シニア層が正確で信頼性のある情報を求めていることを示しており、これらの情報源が引き続き正確で分かりやすい情報を提供することが重要です。

政府や企業に対する期待としては、「再生可能エネルギーへの投資を増やす」が最も多く挙げられました。シニア層は、具体的な行動を通じて気候変動対策を進めることを求めていると考えられます。その他「環境にやさしい技術の支援」、「温室効果ガス排出の削減への取り組みの強化」など、具体的な対策を講じることも求められています。企業もまた、環境に配慮した製品やサービスを提供し、持続可能な未来を築く一翼を担うことが期待されます。

今後、気候変動に対する不安を軽減するためには、正確で信頼性のある情報提供が重要だと考えられます。ニュースメディアや科学的な研究機関がシニア層に向けて分かりやすい情報を提供することで、不安を軽減し、より良い理解を促進することができるのではないでしょうか。また、気候変動教育の強化は次世代だけでなく、現在のシニア層にも重要です。

シニア層の意見や不安に耳を傾けることは、シニア層がより安心して暮らせる社会が実現できるとともに、持続可能な社会を築くための第一歩になると考えられます。

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データタイトル 気候変動
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
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