ネット広告

#IT・情報通信

【設問の概要】

シニア層がネット広告を見る頻度はどれくらい?
ネット広告から商品やサービスを購入した経験は?
ネット広告で内容を読むのはどのようなもの?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-10

【回答者数】

444

【総評】

■ネット広告を見る頻度について、4割弱の人が「ほとんど見ない」と回答した。
■ネット広告を信頼しているかについて、7割の人が「どちらとも言えない」と回答した。
■7割強の人が、ネット広告をクリックして詳細を見ることが「ない」と回答した。
■8割弱の人が、ネット広告から商品やサービスを購入した経験は「ない」と回答した。
■7割弱の人が、ネット広告が自身に合わせて表示されているか「分からない」と回答した。
■ネット広告で内容を読むものについて、最も多い回答は「興味のある製品やサービスに関する広告」だった。
■4割強の人が、ネット広告を迷惑に感じることが「ある」と回答した。
■ネット広告で不快に感じるものについて、1番多い回答は「過剰な広告表示(広告がページ全体を覆う)」だった。

シニア層を対象に行った「ネット広告」に関するアンケート結果から、インターネット広告に対する意識や行動が明らかになりました。

ネット広告を見る頻度について、4割弱の人が「ほとんど見ない」と回答し、一方で2割強は「毎日」、1割強は「週に数回」と回答しました。シニア層の中でもネット広告に対する接触頻度に大きな差があることがわかります。

ネット広告を信頼しているかについては、7割の人が「どちらとも言えない」と回答し、3割弱が「信頼していない」と回答しました。この点から、ネット広告に対する信頼感が低いことが浮き彫りになりました。

さらに、7割強の人がネット広告をクリックして詳細を見ることが「ない」と回答し、8割弱の人がネット広告から商品やサービスを購入した経験が「ない」と答えています。

この結果から、シニア層がネット広告を情報源として活用することが少なく、購買行動にもつながりにくい現状がうかがえます。また、7割弱の人がネット広告が自身に合わせて表示されているか「分からない」と回答しており、パーソナライズ広告の認識が低いことが示されています。

ネット広告で内容を読むものについては、最も多い回答が「興味のある製品やサービスに関する広告」、次いで「割引や特別価格を提供する広告」、「地元のイベントやサービスに関する広告」が挙げられました。シニア層は自身の関心や実利に直結する広告に対しては一定の関心を持っていることがわかります。

しかし、4割強の人がネット広告を迷惑に感じることが「ある」と回答しており、特に「過剰な広告表示」や「自動再生の音声やビデオ広告」に対する不快感が強いことがわかりました。

広告の信頼性を向上させるためには、広告内容の透明性を高めることが重要だと考えられます。広告元の明示やユーザーレビューの掲載などを行うことで、信頼感を醸成することができるのではないでしょうか。

また、シニア層が興味を持ちやすい内容の広告を増やすことも重要です。割引や特別価格の提供に関する情報や、地元のイベントやサービスに関する広告を充実させることで、関心を引きやすくなるかもしれません。これにより、ネット広告を情報源として利用する頻度が高まり、購買行動につながる可能性が高まります。

シニア層のネット広告に対する課題を解決するためには、信頼性の向上、過剰広告の削減、パーソナライズの認識向上、そして関心を引く広告内容の提供が求められます。これらの取り組みを通じて、シニア層に対してより効果的なネット広告を展開し、彼らの生活をより豊かにすることができるかもしれません。

新規会員登録をすると、ローデータを購⼊することができます。

データタイトル ネット広告
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
カートに入れる

おすすめレポート

リサーチ
無料相談