機能性表示食品

#食

#飲料

#栄養

【設問の概要】

シニア層における機能性表示食品の認知度はどれくらい?
機能性表示食品を購入するきっかけは何?
何割の人が機能性表示食品の効果・効能を感じている?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-11

【回答者数】

517

【総評】

■機能性表示食品について、7割弱の人が「聞いたことがある程度」と回答した。
■機能性表示食品の飲食について、3割弱の人が「直近1年間に飲食した」と回答した。
■購入した機能性表示食品の機能について、最も多い回答は「中性脂肪を抑える、体脂肪の減少」だった。
■機能性表示食品を購入したきっかけについて、1番多い回答は「なんとなく体に良さそうだから」だった。
■購入した機能性表示食品の効果・効能について、4割強の人が「あまり効果を感じない」と回答した。
■機能性表示食品に対するイメージの第1位は「体によさそう」だった。

機能性表示食品の認知度に関して、7割弱の人が「聞いたことがある程度」と回答し、「詳しく知っている」と回答した人は1割に満たないという結果が出ました。多くのシニア層が名前を知っているだけで、具体的な機能や効果については理解していないようです。

また、直近1年間に機能性表示食品を「飲食した」シニア層は3割弱にとどまり、同じ割合の人が「飲食したことがない」と回答しました。これも認知度の低さが影響していると考えられます。

購入した機能性表示食品の機能については「中性脂肪を抑える、体脂肪の減少」が最も多く、次いで「コレストロール対策」や「腸内環境改善」が挙がっています。シニア層が健康維持や生活習慣病予防に関心を持っていることも見受けられます。

しかし、機能性表示食品を購入したきっかけについては、「なんとなく体に良さそうだから」が最も多い回答でした。この曖昧な理由は、シニア層が具体的な効果や効能に対して十分な情報を得られていないことを反映しているのではないでしょうか。

「効果を感じた」または「やや効果を感じた」と回答した人は合わせて4割弱でしたが、「あまり効果を感じない」と回答した人は4割強に達しています。これは、機能性表示食品に対する期待と現実の間にギャップがあることを示しています。

機能性表示食品に対するイメージとして「体によさそう」とともに「価格が高そう」という意見も多く挙がりました。これらの結果を踏まえると、シニア層が機能性表示食品を利用する際には、以下の改善策が考えられます。

まず、機能性表示食品の具体的な効果や効能に関する情報提供を強化するとともに、シニア層が自身の健康状態に応じた適切な商品を選択できるよう、わかりやすく信頼性の高い情報を提供することが重要です。医師や栄養士など専門家の監修による解説や、実際に効果を感じた利用者の声を紹介することで、商品の信頼性を高めることができるのではないでしょうか。

また、価格に対する懸念を解消するために、コストパフォーマンスの良い商品を紹介することも有効だと考えられます。シニア層の中には限られた予算で健康維持を図る人も多いため、手頃な価格で効果が期待できる商品を提供することで、利用者の拡大が期待できます。

シニア層に対する機能性表示食品の認知度向上と信頼性確保を図るためには、情報提供の充実と価格対策の両面からアプローチすることが鍵となりそうです。これにより、シニア層の健康維持に寄与するだけでなく、機能性表示食品市場の拡大も期待されます。

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データタイトル 機能性表示食品
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
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