食育講座

#学習

【設問の概要】

食育講座に参加したことがあるシニア層は何割?
食育講座に参加したきっかけとは?
食育講座の内容で改善を求める点は何?

【調査対象】

「コスモラボ」のアンケートモニター

【調査方法】

ネットリサーチ・対面回収

【調査時期】

2023-10

【回答者数】

382

【総評】

■7割強の人が、食育講座に参加したことは「ない」と回答した。
■7割弱の人が、食育講座に「興味はある」と回答した。
■健康を守るにあたり大事だと思うことについて、7割弱の人が「食事習慣と運動習慣」と回答した。
■参加したことがある食育講座の形式について、5割の人が「料理実習」と回答した。
■参加したことがある食育講座の受け方について、7割強の人が「対面」と回答した。
■食育講座に参加したきっかけの第1位は「健康を意識したから」だった。
■食育講座に参加した時期について、3割弱の人が「1~5年前」と回答した。
■食育講座の内容で改善してほしいと感じたことについて、最も多い回答は「講座の日程や場所」だった。

7割強のシニアがこれまでに食育講座に「参加したことがない」と回答している一方、7割弱の人が食育講座に「興味を持っている」ことがわかりました。食育講座がシニア層に対して十分に認知されていないか、あるいは参加する機会が限られている可能性を示唆しています。

過去に参加したことがある食育講座の形式については、5割の人が「料理実習」、3割強が「講義形式」と回答しており、実践的な学びが重視されていることがわかります。しかし、参加形態については7割強の人が「対面」を選び、「オンライン形式」での参加はわずか1割弱にとどまっています。対面での学びがシニア層にとって依然として重要であることを示していますが、オンライン形式の普及が今後の課題となりそうです。

食育講座に参加したきっかけとして、「健康を意識したから」が最も多く、次いで「子供の食育をサポートするため」や「食事のバリエーションを増やすため」が続いています。食育講座が健康管理だけでなく、家族の食生活を豊かにするための手段としても捉えられていることがわかります。

一方で、食育講座の内容に対する改善点として、「講座の日程や場所」が最も多く挙げられており、「講義が長すぎた」や「講師の説明が分かりにくかった」という意見が続いています。これらの課題を解決するためには、参加しやすい日程や場所の設定、講義時間の適正化、そしてわかりやすい説明を提供することが必要なのかもしれません。

シニア層における食育講座の参加率を向上させるためには、まず認知度を高める取り組みが求められます。地域のコミュニティセンターやシニア向けの施設での広報活動、健康イベントでの紹介が効果的だと考えられます。

また、オンライン形式の講座を増やし、参加のハードルを下げることも重要です。対面とオンラインのハイブリッド形式を導入することで、シニア層の多様なニーズに応えることができそうです。

講座内容の質を向上させるためには、参加者のフィードバックを反映したプログラムの見直しが必要です。講座の日程や場所の調整、講義の長さの適正化、わかりやすい説明の提供を心掛けることで、より多くのシニアが積極的に参加できる環境を整えられると考えられます。

シニア層の健康意識の高さを背景に、食育講座は今後ますます重要な役割を果たすことが期待されます。参加の機会を増やし、質の高い教育を提供することで、シニア層の健康維持と生活の質の向上に貢献できるのではないでしょうか。

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データタイトル 食育講座
調査年度 2023年
価格(税込) ¥29,700
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